風渡る、眠れる古城「九戸城跡」
この度の施工は、初めてSLソイルサンドの吹付による舗装を実施しました。
本施工に至るまでには試験的吹付を繰り返して強度規準をクリアーできるかを丹念に調べました。
吹付による施工はいろいろな要素が整わないと実施できなかったと思います。
SLソイルサンドの吹付舗装施工にあたっての重要要素
① 主材となる採取土の粒度バランスが良かった
(この土を探し見つけられたことが一番重要であった)
② 吹付け作業が出来る粒度分布(主材)土であった
③ 水分量についての調査を繰り返し行い舗装目標基準強度に十分に至った
④ 関係者の優れた技術と経験値からなる探求心
⑤ 舗装構成を熟知しており【じょく層】的構成等を入れて凍上対策を行った
内容をご覧いただければ,その土地の土で作り上げる土系舗装であり他社の土系舗装と全く違うことをご理解いただけると思います。
( 違いはいずれわかります )
どの様な材料、工法でも施工を行う会社によって良くもなるし悪くもなる場合があります。
この度担当して頂いた会社はとても真摯でかつ妥協等はまったくないと思いました。
良いものを後世に残したいという心意気を強く感じました。
採取土(主材)土
吹付材料製造機械
吹付材料製造機械による(必要材料の圧力式混錬)
吹付状況(写真)
吹付状況(動画)
吹付材料の敷均し状況
仕上げ状況
仕上げ状況
ケミカルシートによる養生
養生撤去状況
令和4年11月29日全景撮影
(小)面積部分
(大)面積部分(絶妙な遺跡の雰囲気の色)
(大)面積部分(反対側より撮影)絶妙な色です。
(中)面積部分(古い感じが出てます)
令和4年5月施工から約6ケ月経過してる状況ですが雰囲気が素晴らしい。
史跡整備は新しい雰囲気よりも古い感じを作り出す難しさ
繊細かつ適材適所の感覚
丁寧な良い仕事をしていただき歴史的重要史跡として長い年月をかけて思いを深め皆様にご覧いただける素晴らしい施設です。
国指定史跡 九戸城跡入口案内看板
国指定史跡 九戸城跡空撮(動画)
木漏れ日の中、土井晩翠の書き残した「荒城の月」を刻んだ碑(動画)
◆豊臣秀吉の全国統一完了 九戸征伐 「上方軍勢6万対九戸籠城軍5千」